こんにちは、薬屋の凪です。
「仕事がそこまで忙しくなく、やりがいもあまり感じない。それなのに、家に帰るとぐったり疲れている」
「忙しそうな人を見ると、疲れたなんて言ってはいけない気がする」
そんなふうに感じたことはありませんか。
忙しくないのに疲れてしまう。しかも誰にも言いづらくて、「怠けているだけかも」と自分を責めてしまう。今回は、そんな状態の正体かもしれない「ボアアウト」についてお話しします。
ボアアウトは、バーンアウトの「逆」
頑張りすぎて心のエネルギーが切れる「バーンアウト(燃え尽き症候群)」は、聞いたことがある方も多いと思います。ボアアウトは、いわばその逆です。仕事が少なすぎる、簡単すぎる、やる意味を感じられない——そんな状態が続いて、心がすり減ってしまうことを指します。
※ボアアウトは正式な病名ではありませんが、伝わりやすいようにこの言葉を使わせていただきますね。
なぜ「暇」なのに疲れるの?
「暇なら楽なはずでは?」と思われがちですが、私たちの脳は、刺激が多すぎても、少なすぎても疲れてしまいます。ちょうどいい「手ごたえ」のない時間は、脳にとって立派なストレスなんです。
さらに職場では、「暇そうにしてはいけない」と忙しいふりをすることもありますよね。この「忙しいふり」も、気を張り続けるのでとても消耗します。
実際、海外の大きな調査では、仕事に退屈を強く感じている人ほどストレス症状が多く、若い世代では後の不安や気分の落ち込みにつながりやすいことも報告されています。「暇なのに疲れる」は、甘えではなく、体の自然な反応なんです。
こんなサイン、ありませんか
- 時間が経つのがとても遅い:午前中だけで一日分の長さに感じる
- 家に帰るとぐったり:大したことをしていないのに、気力が残っていない
- 忙しいふりをしてしまう:暇だと思われないよう、画面を見つめて過ごす
- 自分を責めてしまう:「贅沢な悩みだ」「怠けているだけだ」と感じる
当てはまるものが多いほど、心がすり減り始めているサインかもしれません。
今日からできる、ゆるい「ゆるめ方」
- 小さな「手ごたえ」を自分で作る:「この資料を昨日より見やすくする」など、自分なりの工夫をひとつ足してみる。小さな工夫で仕事の退屈が減るという研究報告もあります。
- 休憩時間に外へ出る:単調さは脳の疲れのもと。外の空気や日光は、手軽でやさしい刺激になります。
- 仕事の外に「張り合い」を持つ:趣味や学びなど、夢中になれる時間が心の回復を助けてくれます。没頭のヒントは「脳の休ませ方 ぐるぐる考える日編」(←ここにテキストリンク)でも紹介しています。
- 信頼できる人に話してみる:可能なら、上司に「もう少し担当を増やしたい」と相談するのもひとつ。難しければ、誰かに話すだけでも心は軽くなります。
おわりに
忙しくないのに疲れるのは、あなたが怠けているからではありません。ちょうどいい手ごたえのない毎日が続けば、誰の心だってすり減ります。
ボアアウトを知って、自分を責める時間を減らし、一緒に豊かな人生にしていきましょう。
お問い合わせや“X”にて相談も無料で受け付けています。「暇なのに疲れてしまう」「やる気が出ない日が続いている」「怠けているだけなのか不安」など、何でも構いません。なにか困っていることがあれば、お気軽にご相談ください。
ゆるめる、くらし。 
